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 これまでネットビジネスでは、あまり重視されてこなかったのが高齢者層です。
ネットにアクセスする人口が少ないことが大きな原因でしたが、近年は様相が急速に変化しつつあります。総務省発表データによると、65歳以上の高齢者で、インターネットを利用している人は、36.9%にのぼります。特に、65歳~69歳までの層に限れば、前年比20%以上の伸びを示しており、急増している現状がうかがえます。

 原因としては、OSや機器が扱いやすくなったこと。パソコンのセッティングや利用についてティーチングしてくれるさまざまなサービスが拡充してきたこと。などさまざまな環境要因があげられます。実際、株式会社NTTデータ経営研究所のパソコン調査でも、高齢者の操作能力は、一般に認識されているより高く、若年層とほぼ同等レベルにある、という結果が報告されています。
また、図書館や市役所など、インターネットサービスが充実してきており、「高齢者にとって知りたい情報がネットで得られるようになってきた」という変化も、利用をうながす要因となっています。高齢者のパソコン利用はこれから確実に増加していくでしょう。
 
 もともと高齢者は、時間と資金に余裕を持つ人が多く、物販においては非常に高いレスポンスが期待できる層です。また、体力的なハンデから、出歩くことや、重たい買い物を運ぶことに不便を感じることが多く、通販のヘビーユーザーが多い層でもあります。
インターネットビジネスにおいては、ぜひとも取り込みたい層だと言えます。


高齢者を取り込む手法

【紙媒体の利用】
 高齢者には、紙媒体に対する愛着や信頼感を持つ層が多い、という特性があります。
新聞や雑誌に高齢者向けサプリメントやサポーターなどの広告が多いのはこのためです。
まずこういった紙媒体で販促を行い、サイトに誘導することで、継続的なサイトの利用を期待することができます。資金に余裕があれば、発行部数の多い新聞や雑誌展開が効果的ですが、その他にも下記のようなコストパフォーマンスの高い媒体があります。

①主に高齢者を対象とした雑誌
健康系では「いきいき」や「ゆほびか」。その他、趣味の雑誌もさまざまに発刊されています。歌舞伎専門誌「演劇界」や、「邦楽と舞踊」などは、発行部数こそ少ないものの、読者に富裕層が多いことが知られています。こういった特徴を理解した上で、販売したいアイテムによって、媒体を選択すれば、非常に有効な誘導が可能です。

②ニュースレター
 各企業やショップが発行するニュースレターは、その顧客層が対象ですから、販売したいアイテムによって、非常に細分化したアプローチが可能です。たとえば地域の整体院などが発行するものであれば、「健康を気遣う当該地域の高齢者」が目にする機会が非常に高い、と言えます。
こういった媒体であれば、非常に安価に(ときには情報を提供することで、無料でも可能です)、ホームページへの誘導広告を掲載することができます。

③通販への同梱
 通信販売を行う業者の中には、同梱サービスを展開しているものが少なくありません。
これには、「パンフレットに同梱する」、「商品に同梱する」、「請求書に同梱する」などの種別があり、特に商品や請求書に同梱されるチラシやカタログは、必ず開封されるため、高いレスポンスが期待できます。
また、信頼性の高い通販大手のアイテムに同梱されることで、「同等の信頼感を得られる」という利点も小さくありません。


【メールでの誘導】
 高齢者のネット利用状況の中でも、電子メールの利用については、一般の利用者とほぼ同等の頻度となっています。先に紹介した株式会社NTTデータ経営研究所の調べでは、ともに98.7%となっており、差異はない、と結論づけられています。
時間に余裕のある高齢者は、メルマガやステップメールに目を通してくれる率が高い顧客層です。少し長めのテキストでも読んでいただけるので、信頼感を確立するため、しっかりとしたテキストをライティングすることが大切です。
 

【高齢者向けサイトとのリンク】
 近年、高齢者を対象としたサイトが急増中です。ただ、まだまだコンテンツやリンクも少ないため、こういったサイトに情報を提供したり、リンクを貼ることによって、低コストでの高齢者誘導が可能です。
高齢者向けのSNSなど、コミュニティを利用することで、SNS全体の活発化に寄与し、WINWINの関係を築くことができれば、非常に有効な販促活動となります。


サイトデザインの注意点
 どんな顧客層が対象であっても、基本となるのはユーザビリティーです。顧客層の特徴に沿った工夫や配慮を盛り込むことで、より高いユーザビリティーを提供することが可能となります。
高齢者を対象とするサイトでは当然、高齢者の特性を理解した上で、ユーザビリティーを考慮する必要があります。


○視認性『白内障対策のあるなしで、こんなに違う視認性』
 高齢者に対する配慮で、もっとも大切なのが視認性です。
視力は年齢とともに衰えますが、特に白内障が進むと、色に対する視認性が大きく変化します。
緑色と青、黄色と白などが非常に判別しにくくなるのです。日常の中でよく使われる色なので、サイトデザインでも頻繁に利用されていますが、「緑と青」、「黄色と白」という組み合わせは、なるべく避けるべきです。
 簡単な判別方法として、黄色のセロファン紙を用いる方法があります。これを目に当てて、画面を見直してみてください。見づらくなっている部分は、白内障が進んだ高齢者にとっては視認しにくいと認識できます。高齢者向けをうたったサイトにも、こういった色の組み合わせを用いているものが意外に多く見られました。


○フォント『大きさと太さで視認性を確保』
 先の(株)NTTデータ経営研究所調べでは、ネットを利用する高齢者の48.6%がパソコンの『文字を大きくする機能』を利用しているそうです。視認性を考える上で、使用するフォントの選択が大切であることがよくわかります。太めのゴシック体など、ハッキリ見えやすいものが最適です。筆文字に近いフォントも好感度が高いのですが、使用する場合には、大きめのポイントを設定して、視認性を確保しましょう。


○色の好み『年齢層によって、好まれる色は意外に違う』
 年齢層によって、好む色は変わってきます。財団法人日本色彩研究所の調べによると、団塊世代の男性は、他の層に比べ、ライトグリーンを好む率が高くなっています。また同報告では、団塊世代の女性は赤紫を嫌う、といった特徴もあげられています。有料になりますが、こういったデータの詳細を提供してくれる業者もありますから、ご利用されてもよいでしょう。

 また、色については、ある種の配慮も必要となってきます。高齢ドライバー向けの紅葉マークデザインは、黄色とオレンジの色彩が「枯れ葉の色」をイメージさせることから、高齢者に大変不評でした。色のイメージを押しつけられることについては、センシティブな反応も見られるため、好まれるサイトを構築する上で、注意が必要です。


○英語表記は避ける『親しみを感じるのは、横文字より漢字』
 戦中に教育を受けた高齢者では、ローマ字が読めない方も少なくありません。また日ごろ英語に親しむ機会も少ないため、横文字はそれだけでしばしば敬遠されます。同じことを表現するのに、多少難しい漢字や言い回しが必要であっても、横文字を避けた方が好まれます。
「コストパフォーマンス」より、「費用対効果」の方が、圧倒的に理解されやすい、と考えるべきです。


 2010年にロイターで報道されたニュースに「年配者は若者の不幸なニュースを好む」という、ものがありました。ドイツとアメリカの大学が共同で行った実験の結果、年配者は若者が不幸な目に遭うニュースを好んで視聴しましたが、若者が視聴するニュースについては、特にそういった年齢的な偏りは見られなかったそうです。

 研究者は「若者が中心的に扱われている社会の中で、『阻害されている』と感じることの多い高齢者は、若者が不幸な目に遭うニュースを見て溜飲を下げる傾向にあるのだろう」と分析しています。

 これまでインターネット社会では、一般社会に増して、若者を中心に企画される傾向が強かったかもしれません。ウェブサイトの構築において、高齢者に配慮することは、物販に資するだけでなく、より多くの人を幸せにするインターネット社会を築くことにもつながります。
ぜひ、これからは高齢者も喜んでくれるようなウェブサイト作りにも配慮していきましょう。

 物販サイトの有名な失敗例として、アメリカの某PC直販サイトをあげることができるかもしれません。
女性向けに特化した販売サイトとして、レシピ、ダイエット、古着ショッピングサイトの動画などを載せたホームページを作成。パソコンについてはスペックではなく、カラーバリエーションなどの情報を前面に押し出したところ、逆に女性閲覧者から反感を買ってしまい、短期で閉鎖することになってしまった、というケースです。
「女性はこう言うものが好きなはず」という姿勢が、押しつけとして感じられ、また本来もっとも大切なはずのスペック情報を深部に置いたことで、「どうせ女性にはわからない」といういささか見下した姿勢と受け取られたものです。サイトのコンセプトを構築するに当たって、実際にどういった考えが根底にあったのか、不明ですが、事実はどうであるにせよ、そう受け取られてしまえば、物販サイトとしては大失敗です。

 この失敗例に見られるように、女心は複雑であり、女性を意識したSEOは容易ではありませんが、それでもなお、物販において女性を無視することはできません。女性こそが、現代の消費活動の主役だからです。女性の関心を集めることができれば、そのアイテムはもう「売れたも同然」と言えるかもしれません。
今回はそんな女性に向けたサイト構築をご紹介します。


インターネット利用における女性の特性と対応策

①情報取得を好む男性vs人間関係促進を好む女性
 同様のインターネット環境に置かれていても、男女でその行動には大きな違いがあります。アメリカの研究レポート配信機関「Pew Internet and American Life Project」が発表しているレポートでは「男性は提供される経験ゆえにインターネットを好むが、女性は人間関係を促進させる効果ゆえにインターネットを好む」と分析されています。男性がオンライン取引きやWikipediaなど、オンライン情報検索の利用頻度が高いのに対し、女性ではブログやSNS、電子メールの利用が多いことを裏打ちするデータと言えるでしょう。

 SNSやブログの利用については、メディア環境研究所が発表したデータに、その傾向を見ることができます。SNS利用者は20代では60.4%、30代では37.3%となっています。いずれも前年度より低い数字となっていますが、これはパソコンからではなく、携帯からアクセスする方が増えたせいではないか、とも推測されています(計測はパソコンのみのため)。

 ブログを利用する方も多く、年齢層では30代がトップとなっています。子供の運動会など、日常にイベントが多いため、そういった記録を公開することに楽しみを覚える層が多いものと見られています。

 また、口コミなどの多いソーシャルメディアの利用が多いのも女性の特徴です。SNSとして有名なMixiの他に、AmazonやAmebaが利用率トップ3にあげられます。いずれも単に情報を見るだけでなく、口コミなど双方向のコミュニケーションがとれるメディアといえます。


【対応策】
 SNSやブログを利用したアフィリエイトは目新しいものではありませんが、あらためてその効果を見直すべきかもしれません。またMan To Manを意識させるステップメールなどの導入も、有効です。
同性、同年齢など共通項の多い方が発信する情報には、特に敏感な反応がみられます。発展著しいソーシャルサイトにおける口コミの効果には、特に強い販促効果が期待できる一方、マイナス情報を発信された場合には、素早い対応が必要です。


②SEO用語の違い
 当然のことですが、男女で関心事は違います。たとえばタレントや有名人についても、女性が好む人物と男性が好む人物には大きな差異があります。
男性が関心を示すスポーツ選手やビジネスパーソン、政治家などは、男女関係なく知名度が高い存在であることが多いのに対し、女性誌に登場するファッションモデルなどは、主に女性のみが関心を持つ対象である場合が大半です。
こういった差異を理解し、うまく利用すれば、コストパフォーマンスの高いSEO対策が可能であると同時に、サイトへの効果的な導入が図れます。


【対応策】
 料理や収納など、家事に関連するアイテムやエキスパートなどは、一般的に男性からの知名度は低いのですが、女性には非常に有名な用語が多く見られます。書店で女性誌のコーナーを見て回るだけでも、ヒントになる用語をいくつも見つけることが可能です。
また、ネット上でヒントを探すなら、下記のようなランキングサイトをのぞいてみるのもよいでしょう。
各年代別に、女性が興味を持っている検索用語がランキングされており、そのときどきに女性が興味を持っている事柄が一目でわかります。
http://search.biglobe.ne.jp/ranking/sougou/women_r1.html

 その他、性別、年代別にさまざまなSEO情報を提供している業者がありますから、より高い精度を期すには、そういった情報を利用するのもよいでしょう。


③利用する時間帯の違い
 男女で利用時間帯に違いがある、という報告がNielsen//Netratingsから発表されています。男性の利用が夜になってからピークを迎えるのに対して、女性は夕方から夜までとピークの時間帯が広いことがわかっています。

 日本でも、千趣会が女性を対象とした利用時間帯のアンケートを行っています。平日のネット利用率をのぞいてみると、[8時~12時:20.7%][20時~22時:23.2%][22時~24時:20.8%]となっています。注目すべきは、午前中の利用率の高さでしょう。
平日の昼間は仕事に出かけていることが多い男性に対し、女性にはそういった縛りが少ないため、欧米で見られた研究結果と同じく、広い時間帯で、ネットを利用していることがわかります。
また、生活スタイルそのものが反映されている結果から推測すると、食事の用意をする時間帯などには、一時的に女性の利用が減ることも予測されます。
 

【対応策】
 たとえば食事の用意に追われる時間帯には、全体的な利用率は下がるかもしれませんが、レシピなどの利用は増えるものと推測されます。食品などについての情報を記載したメルマガやステップメールを配信する、あるいは時間限定の特売フェアを開催するなど、女性の生活時間帯を意識することで、よりレスポンスの高い戦略を立てることが可能となります。


④短時間で目的情報にたどり着く
 「Nielsen//Netratings」の報告によりますと、女性は男性にくらべ、無駄な時間を使わず短時間で目的の情報にたどり着くそうです。男性は関連性の感じられる情報に出会うと、とりあえず読んでみるのに対し、女性は目的情報意外に目を向けない。あるいは直感的にサイト構成などを読み取って情報にたどり着くのが速い、といった特性があるようです。


【対応策】
 冒頭でご紹介したPC通販サイトの失敗例ではありませんが、必要な情報を階層の奥に配置するのはNGです。商品紹介も「まず結論から入り、その後傍証を並べていく」という倒序型スタイルで、飽きさせないことが大切です。


④携帯への依存度が高い
 女性の特性として忘れてはならないのが、携帯利用率の高さです。さまざまな調査結果が報告されていますが、特に20代や10代の女性では利用率が95%近くに上り、ほぼ毎日利用していることがわかっています。
また、この層は他の層に比べ、携帯サイトの情報に対し「信憑性がある」と感じている率が高いのも特徴です。


【対応策】
 若年層への物販では、携帯サイトの作成が欠かせません。また、作成したサイトへの導入として、販促活動の際にQRコードを積極的に利用すべきでしょう。

 ライティングにおいても、平易な表現や、あるいは話し言葉に近いライティングが好まれます。
テキストのテイストを考えるとき、「信頼性」と「親しみやすさ」は、時に矛盾するものとなります。たとえば、同じ事実を表現する際に、「最適と思われます」と書くか「いいと思うよ♪」と書くか、といったように。
携帯を好む若年層の女性は、もともと携帯サイトに対する信頼感が高いため、ある程度「信頼性」を犠牲にしても、親しみやすく読みやすいテキストの作成がベターです。



 他にも、女性向けにアピールする手法としては、サイトのデザインなども非常に大切です。
カラーやフォント、写真やイラストを選択する際にも、男性向けサイトより慎重に考慮する必要があります。
 
 基本的には、わかりやすくて使いやすく、綺麗で親近感の持てるもの、というのが女性の心をつかむサイト構成の条件となります。どれもごく当たり前のことですが、その精度やこだわりにおいて、男性には判断しがたい部分があるのも事実です。

 サイト制作の責任者が男性であるなら、ぜひ「基本的には自分にはわからない」という姿勢を保ち、女性の意見を率直に取り入れることをお薦めします。

閲覧数は多いのに、販売につながらない。
アクセス解析によると、ユーザーの滞在時間がかなり短い。
もしそんなサイトをお持ちなら、原因はWebライティングにあるかもしれません。
インターネット上で文章を書くことを一般に「Webライティング」と呼びます。
ごく普通に文章を書くこととどう違うのでしょう?
テキスト作成にあたって、この違いをしっかり意識しているかどうかで、
サイトの持つ訴求性は大きく異なってきます。


Webユーザーは「読まない」、Webユーザーは「忘れる」
Webライティングと、ペーパー媒体におけるライティングとのもっとも大きな違いは、基本的には1点です。
ネット上の文章に触れるユーザーは、「読まない」、あるいは「忘れる」存在だということです。
インターネットに接続しているユーザーは、膨大な量の情報と向き合っています。
限られた時間の中で有益な情報を得るためには、とにかく短時間で取捨選択する必要があるのです。
極論するなら、新しいサイトを開いたユーザーは、そのサイトを読むつもりはほとんどない
、と言っていいでしょう。また、そのサイトの存在、書いてあったことは、すぐに忘れ去ります。
Webライティングはまずそういった前提に立って、それでもなお「読んでもらえる確率」を高める工夫を盛り込んだライティング技術です。


Webライティング成功させる7つのルール
大ざっぱに言えば、ユーザビリティーを高めることが、ここで紹介する7つのルールの目的です。
紙媒体ではなく、パソコンのモニターでテキストを読む際、どういった配慮や工夫があれば、より読みやすく、よりわかりやすくなるのか。これまでさまざまなサイトで試行錯誤され、研究されてきた知恵の結晶と言えるでしょう。

1,文章の構成を「結・起承転結」とする
一般的に文章には「起承転結」があります。Webライティングでは、これを「結・起承転結」とするのが有効です。
先に書いたように、ユーザーは「読まない」ものだからです。物販であれば、その商品がもたらす最大のメリットを冒頭で知ってもらう必要があります。コンセプトや開発過程、原材料など、その商品について説明するテキストは、その後で読んでもらえばよいのです。
最後にもう一度締めの文章として「結」を持ってくることで、理解しやすい流れを作ることができます。
 

2,1文はできるだけ短く
 なるべく長文を避けることが有効です。
長文は文章の文法構成が複雑になるため、ユーザーからは「わかりにくい」と感じられがちです。
理解するのに少しでも労力を要すると、別ページへとユーザーは移動してしまいます。
1文の長さは40~60文字程度に抑えるのがよいとされています。
もし現在お持ちのサイトに長文があるなら、ぜひ2、3文に分けて、リライトしてみてください。
あるいは箇条書きにするのもよいでしょう。それだけで、アクセス解析の結果が変わることもあります。

3,アバブ・ザ・フォールドを意識する
見慣れない言葉かもしれませんが、「アバブ・ザ・フォールド」というのは、サイトを開けたとき、スクロールなしで見える範囲のことです。
先にあげた「結」や、決定的なビジュアルをこの範囲内に盛り込むことで、スクロールしてもらえるか(続きを読んでもらえるか)が決まります。重要情報はすべて、この範囲内に書き込むことが非常に大切です。
ちなみに、まれにですが、閲覧するのに横スクロールを要するサイトがあります。
インターネットサイトの研究で世界的に有名なヤコブ・ニールセン博士によると、横スクロールは絶対のタブーとされています。人がページ上のどこをどのくらいの長さ見ているか、部位ごとに時間を測定したところ、横スクロールが必要な右端を見る時間は、全体のわずか1%程度だった、という研究結果が発表されています。

4,見出しを有効に使う
モニター画面に多くの文字が出ている場合、人はまずもっとも大きな文字である「見出し」から読み始めます。
一般に「Fの法則」あるいは「Zの法則」として知られていますが、ユーザーの視線は、「見出しキャッチコピー→サブコピー→リード」といった流れではなく、「見出しキャッチコピー→別の見出しキャッチコピー→別の見出しキャッチコピーあるいはサブコピー」という流れ方をします。
つまり、リードにいかに素晴らしいことを書いていたとしても、見出しが魅力的でなければ、すぐに閉じられてしまうのです。
ただしセンセーショナルな見出しコピーは、信頼性と矛盾する部分があります。顧客層を見据えていかにバランスをとるか、精緻なライティング技術が求められます。

5,テキストは極力ダイエットする
テキストは必要最小限の情報で構成すべきです。無駄な情報はユーザーの時間を浪費してしまうものとして、嫌われます。新しいページを開けて、前ページに書いてあったのと同じことが書いてあったり、無関係なことが書いてあったら、ユーザーは他のページも同様ではないか、と予測し、関心を失います。
すでにサイトを持ちの方は、ぜひ「テキストのダイエット」を行ってみてください。無駄を省き、テキスト量を減らすことは、ページを軽くする効果もあります。ユーザビリティーを高める効果的な工夫と言えます。

6,ビジュアルを多用する
アイキャッチとなるビジュアルがあれば、ユーザーがサイトに止まってくれる確率は高まります。画面一杯に文字が詰まっているサイトにアクセスしてしまい、すぐに閉じた経験は、たいていの方がお持ちではないでしょうか? 魅力的な写真はもちろん、グラフや図表を多用することで、「目に優しいサイト」を構築することができます。
ただし、ページの重さには気をつける必要があります。写真などで重くなりすぎると、開くのに時間がかかってしまい、ユーザーが去ってしまう可能性があります。解像度を落とすなどの工夫が有効です。

7,タイトルコピーはわかりやすいものに
インターネットサイトには、ページごとにタイトルが設定されています。titleタグで囲まれる文字列で、ブラウザの上枠に表示される他、検索結果の一覧などでそのページの名称として使用されます。ですからこのタイトルにサイトの内容が具体的に理解できるコピーが入っていないと、せっかく検索にヒットしても、有効な集客につながりません。
画面上大きく表示されるものではないので、軽視されているサイトをしばしば見かけます。複数ページのサイトで、すべてのページに同一のタイトルをつけているものなどもあります。
検索サイトに表示される際、1行の文字数は40文字程度です。タイトルをライティングするにあたって、この分量に納めれば十分ですが、30文字程度までに抑えることができれば、さらに見やすくなります。サイトの内容を訴求できるコピーを挿入することで、よりパフォーマンスの高い集客を実現できます。

余談ですが、その昔、フランスのセレブ層が集まる晩餐会に禅宗の高僧が招かれたことがあるそうです。一昔前の話ですから、ナイフやフォークの使い方は日本人にとってなじみのない知識でした。当然、晩餐の席に着いた高僧も知りません。固唾をのんで周囲が見守る中、高僧は実に理にかなった作法で食し、列席者はその所作に感嘆したそうです。
高僧の中にあったのは、「同席者を不快にさせない美しい食べ方に対する理解」であったろうと思われます。その基本に照らして、目の前に並んだカトラリーを眺めれば、自ずとどう食べることが礼儀にかなうものか、感じ取れたのでしょう。

Webはまだ歴史が浅く、進化し続けている媒体です。それに適したライティングルールも、まだ固定化されてはいません。新しい分野とのコラボや、Twitterの出現など、ライティングが新たに対応しなければならない進化も、まだまだ起きるものと思われます。
何についてどう書くにせよ、基本にはユーザビリティーがあることを思い出してみると、的確なライティングを行うことが可能です。

ネットショップなどを運営する上で、非常に有効な販促手段がステップメールです。
ちまたにあふれており、すでに発信している方も少なくないこのステップメールですが、
実際に効果的なレスポンスがとれるものは、あまり多くありません。
「ライターに依頼して、作成してみたのに……」といったご不満をお感じなら、
ぜひ一度ご自身が発信しているステップメールを見直してみてください。
本当に効果的なものを作成、発信するには、さまざまな留意点があるのです。


そもそもステップメールとは?

しばしば混同されていますが、メルマガとステップメールは全く別物です。
登録した顧客に対して販促メールを発信する、という点においては同じですが、
メルマガが一話完結の短編小説だとしたら、ステップメールは連載の長編小説なのです。
メルマガは登録している方すべてに同一のメールを一斉配信しますが、
ステップメールは、各個人が登録した時点で「1話目」から配信を始めます。
これはそもそも、ステップメールが個人に対する強い訴求を狙ったアイテムだから、と言えます。
メールの本文や件名にも、登録者の名前を挿入できるようプログラミングされたものも多く、
あたかも個人的にメールを書いて送ってきたかのように感じさせることが可能となっています。


「ステップメールに適している商材」or「メルマガに適している商材」

ステップメールとメルマガの違いはご理解いただけたと思います。
次に考える必要があるのは、あなたの商材にはどちらの販促が適しているか、ということになります。
この判断基準になるのは、「衝動買いされる商材」か、「購入するのに時間がかかる商材か」という一点です。
たとえば、スイーツや安価なファッションアイテム。
一目見ただけで、「美味しそう!」「可愛い!」という感激が、即「買いたい!」という衝動につながります。
こういった商材の場合、ステップメールで誕生秘話や今年の流行について語るのは無意味なだけでなく、
むしろせっかくの衝動をクールダウンする危険性があります。
逆に高価な美容アイテムや投資情報など、信頼性が確保されないと購入につながりにくいもの、
類似アイテムとの違いがわかりにくいものなどには、ステップメールが適しています。


5つの秘訣

ステップメールの特性を理解した上で、効果的なメールを作成する5つの秘訣をご紹介しましょう。

1.ストーリー性を持たせる
先に書いた通り、ステップメールは長編小説にたとえることができます。
あらかじめセッティングしてある数通から数10通のメールが、順を追って、
プログラミングされた通りに配信されるのです。ここで大切なのは、受信者の心をつかむことです。
いささか不謹慎なたとえになりますが、異性に告白をする場面を想定して頂くと、
一番わかりやすいかもしれません。
いきなり「愛してる!」と直情的にぶつかるのと、まずさまざまなことを語り合い、
手紙やメールで自分のことを知ってもらってから告白するのとでは、成功率に大きな違いがあります。
もちろん、いきなりのプロポーズが成功することもあるでしょうが、
統計を取れば、どちらがおしなべて確率が高いか、容易に想像できることです。
ステップメールでは、「発信者のプライベートを語る」、「商品の周辺について語る」、
その他さまざまな情報をちりばめて、親近感や信頼感を徐々に醸成し、最後の1通、
あるいは数通で販促にランディングできるよう、綿密なストーリーを練り上げることが大切です。


2.プライベート感を織り込む
ステップメールで大切なのは、まず読んでもらうことです。
現在、パソコンや携帯を持っていれば、毎日膨大な量のメールが届きます。
当然、その多くは目を通されることなく、削除されます。
そうならないためには、発信者に対して「親しみ」を持ってもらうことが鍵となります。
さまざまな手法がありますが、最も簡単なのは発信者が自らのプライベートを語ることです。
たとえば「母親の誕生日に何をプレゼントしたらよいか、ずいぶん悩んだ」と
いうようなストーリーを編集後記に盛り込みます。
多くの方が同様の体験をしていることで、共感してくれますし、
このエピソードによって発信者の人格を「親思いの優しい人」と認識してもらえるのです。
その他、愛犬の話、趣味や最近の失敗談をちりばめることで、
受信者はあたかも発信者を友人のように感じ始めます。
心理学ではこういった心理的なつながりをラポールと呼びます。
このラポールが強固なものとなるほど、ランディングに際して、大きな販促効果が見込めます。

『Caution! 時事ネタはNG!』
ちなみに、ここでNGなのが、時事ネタです。
季節感のあるネタも避けた方がいいでしょう。
登録者にいつ配信されるかわからないため、内容にズレが生じる危険性があります。
先の母親へのプレゼントでも、「ダウンジャケット」など真冬のみに利用するアイテムではなく、
「置き時計」など季節感のないものが良い選択です。


3.顧客層の関心事を盛り込む
プライベート感の醸成とともに、受信者の心をつかむために必要なのが、関心事の挿入です。
販売したいアイテムに絡めて、さまざまな関心事を盛り込むことができたら、
後にアイテムを紹介する際にも、非常に自然なランディングが可能となります。
たとえば脚やせ用のスリミングジェルを販売する場合、脚やせやダイエット、
お肌のトラブルなどについて、広範な豆知識を盛り込みます。
「脚やせにいいメニュー」、「むくみに効くマッサージ」、「お肌が引き締まる入浴法」といった情報です。
ライターを選ぶ際には、こういった広範な知識を持つか、あるいはネット上から独自で拾ってくることができる人材を採用する必要があります。


4.携帯・PCの違いを理解する
ステップメールには、携帯用とPC用があります。
それぞれには、大きな違いがあるので、作成する上で注意が必要です。
同一の商品であっても、携帯を登録する顧客はPCで登録する顧客より低年齢であることが一般的です。
当然、関心事や親しみを持つ文体も異なります。
また、携帯の小さな画面で読みやすいよう、一文をかなり短く設定する必要があります。
絵文字やHTMLによる装飾も効果的ですが、機種や各通信事業者によって、
認識できるものが違うため、注意が必要です。
これに対し、PCの顧客は年長者が多く、論理的で落ち着いた文章を好みます。
信頼感や安心感を醸成することがキーポイントとなります。


5.商品紹介にはさまざまなテクニックを用いる
最終目的のランディングですが、ここにも実はさまざまなテクニックが存在します。
もちろん直接的に販売したいアイテムを紹介するのが一般的です。
ただ、それでは売りにくいアイテムの場合、「間接的な紹介」というスタイルをとることがあります。
たとえばAという商品を購入した方に同一カテゴリーに属するBという商品を購入してもらいたい場合、
Aのアフターサービスとして、ステップメールの配信を始めます。
配信初期から、メールの中では「Aの使い心地に対する配慮」、「もっと効果的な使い方情報」などを配信するのです。
Bについては、ときおり編集後記で触れ、その存在を認識させます。
また、同一カテゴリーの商品をB以外も紹介することで、メールに客観的な信頼感を持たせます。
こういった間接的な紹介がうまくできた場合には、直接的な紹介にまさる販促効果を得ることが可能です。
 

一般的な手法についてご紹介しましたが、
その他、アイテムごとに特性に合ったステップメールの作成が必要です。
漫然とメールを送るのではなく、受信者をどう心理誘導するか、
しっかりとした戦略を立てた上で作成すれば、これまでとは全く違う効果的なステップメールが作成できます。

最終回となるSEO重要要因の第5回はクロール・ランキングのマイナス要因について説明します。説明する項目は検索エンジンがページをクロールしたり、順位を決める際にマイナスの影響を与える可能性のある要素です。各項目は重要度によって以下のようにD~Sにランク分けしてあります。もちろんSEO対策に絶対はないのですが、一応の目安にはなると思います。

重要度S:非常に重要。対策は必須
重要度A:重要。対策は必須
重要度B:ある程度重要。できれば対策をした方がよい
重要度C:それほど重要ではない。時間があれば対策をしてもよい
重要度D:対策をしても順位にはほとんど影響はない


クローラーが頻繁にアクセスできない 重要度A

サーバーダウンが多いなどクローラーがアクセスできないことが多いとマイナスになるか

これはアクセスができない頻度にもよります。あまりに頻繁にアクセスができないようなら、サイトの順位が下がるだけでなく、インデックスから消えてしまうこともありえるでしょう。この点を考えても安定性のあるレンタルサーバーを選ぶことはとても重要です。


狙ったキーワードを詰め込みすぎる 重要度B

特定のキーワードがページ内で多すぎるとマイナスになるか

具体的にページ内でキーワードが何個または何%という基準はありませんが、やはり不自然にキーワードを詰め込みすぎると順位が下がる可能性があります。ただしこれはページのキーエリア(title、meta、h1、ページ上部のテキストやリンクなど)にどんなキーワードが使われているかなど他の要因も併せて判断されているようです。


既存ページのコピーまたは類似したコンテンツ 重要度B

検索エンジンに既にインデックスされたページと同じか非常に似通ったコンテンツであった場合はマイナスになるか

検索エンジンにとっては同じ内容のコンテンツは1つしか必要がありませんし、検索結果にはできるだけ違うコンテンツが並ぶようにしたいでしょう。つまり既にインデックスされたページと同じコンテンツは排除するということです。同じドメインであれば大きな影響はないでしょうが、違うドメインならミラーサイトとみなされインデックスから削除され、検索結果に表示されなくなる可能性は大きいでしょう。


質の低いサイト、スパムサイトへの外部リンク 重要度B

質の低いサイト、スパムサイトへのリンクへ多くリンクしているとマイナスになるか

どんなサイトでは1つや2つは質の低いサイトへの外部リンクはあるものです。あまりに大量ならば問題ですが、この程度ではあまり影響はないでしょう。ただし外部リンクがすべてそのようなサイトへのリンクなら問題です。検索エンジンにスパムサイトと認定され、順位が下がる可能性があります。大事なのは質の良いリンクと悪いリンクの比率なのです。


リンク構築システムへの参加やリンク販売 重要度B

検索エンジンの順位を上げることが目的のリンクが設置されているとマイナスになるか

現在の検索エンジンの精度ではこのような行為を見つける力は低いのですが、もし見つかればインデックスから削除され、検索結果に表示されなくなる可能性があります。リンクを買ったり、相互リンクディレクトリに参加することはうまくいけば有効な場合もあるのですが、非常にリスクが高い行為だといえるでしょう。


サーバーの反応が遅くページがなかなか表示されない 重要度B

ページが表示されるまでに時間が掛かかるとマイナスになるか

ページが表示されるまでに時間がかかるということはクローラーのアクセスに問題が生じる可能性があります。つまりクロールされなくなる可能性があるということです。またユーザビリティの面でも問題があるでしょう。しかしよほど頻繁でない限りはクロールされるのが遅くなる程度の影響で済むでしょう。


同じtitleタグやmetaタグを多くのページで使用 重要度B

同じtitleタグやmetaタグを多くのページで使いまわしているとマイナスになるか

タイトルは検索エンジンが最重要視する要素ですから、各ページに同じtitleタグやmetaタグを使うことはマイナスです。またコピーコンテンツのフィルタにかかり、インデックスから削除される可能性もあります。順位を上げるためにもtitleタグは個別に用意することが必須です。


スパムサイトからの被リンク 重要度C

スパムサイトからリンクが張られているとマイナスになるか

これもスパムサイトへの外部リンク同様、良い被リンクと悪い被リンクの比率の問題でしょう。被リンクのほとんどがスパムサイトからのものなら、検索エンジンはそのサイトの信頼性は低いと判断するでしょう。しかし、1つや2つスパムサイトからの被リンクがあったからといって大きな影響はないでしょう。


サイト訪問者が少ない 重要度C

Googleツールバー、Yahoo!ツールバーや検索結果のクリックなどで解析された訪問者が少ないとマイナスになるか

現在ではこの要素はほとんど考慮されていないといってよく、順位に影響することはないでしょう。しかし訪問者が多いということが信頼性の高いサイトという一面もあり、今後は重要な要素になる可能性もあります。

第4回は被リンクの要因について説明します。説明する項目はそのページに張られている外部リンクの検索エンジンでの価値に関連します。各項目は重要度によって以下のようにD~Sにランク分けしてあります。もちろんSEO対策に絶対はないのですが、一応の目安にはなると思います。

重要度S:非常に重要。対策は必須
重要度A:重要。対策は必須
重要度Bある程度重要。できれば対策をした方がよい
重要度C:それほど重要ではない。時間があれば対策をしてもよい
重要度D:対策をしても順位にはほとんど影響はない


被リンクのアンカーテキスト 重要度S

どんなアンカーテキストでリンクされているか

狙ったキーワードを含んだアンカーテキストを集めることは非常に重要です。検索エンジンはリンク先のサイト内容を判断するためにアンカーテキストを利用していると考えられるからです。ただし、あるサイトに悪意をもったキーワードでリンクする、いわゆるGoogle爆弾について対策が行われた結果、現在ではアンカーテキストのみでは効果を発揮することは難しくなってきています。


リンク元サイト全体でのリンクポピュラリティ 重要度A

リンク元サイトがどれくらいリンクを集めているか

そのサイトが多くのリンクを集めているということは信頼された良質なサイトという証拠であり、当然そのようなサイトから被リンクを受けることは価値があると考えられます。これはGoogleのページランクの基本的な考え方で非常に重要です。ただし今後は数だけでなくテーマに関連性のあるサイトからのリンクを集めることがより重要になるでしょう。


リンク元ページとテーマの関連性 重要度B
 重要度B

リンク元ページとテーマがどれだけ近いか

リンク元ページとのテーマの関連性は非常に重要です。検索エンジンは全体の傾向として、よりテーマに関連性のあるリンクを重要視するようになってきているといえます。リンク元ページのコンテンツがリンク先ページの順位に影響するということです。ただしニュースサイトのように幅広いテーマを扱うページの場合はこの限りではないでしょう。


リンク元サイトの話題コミュニティ内でのリンクポピュラリティ 重要度B

リンク元サイトの話題コミュニティ内でのリンクの質、重み

現在の検索エンジンの精度では話題コミュニティからのリンクかそうでないリンクを見分けることは難しいでしょう。ただしそのコミュニティのテーマがサイトと近く、コミュニティ自身が検索エンジンに認められているという条件がつきますが、テーマの関連性という点でコミュニティからのリンクは効果があります。


リンク設置から経過した時間 重要度B

リンクを設置してから経過した時間

サイトの経過時間同様、リンクの経過時間も検索エンジンは評価項目に入れていると思われます。それはそのリンクの信頼性を表しています。しかし当然のことながらただリンクが古ければよいというわけではなく、そのリンクが関連性のある良質なサイトからのリンクであるということも重要です。


リンク元サイトとのテーマの関連性 重要度B

リンク元のサイトとのテーマの近さ

テーマの関連性ということであれば、サイト全体よりもページのテーマとの関連性のほうがより重要だといえます。検索エンジンがリンク元のテーマをサイト単位で評価しているかはわからないからです。もちろんリンク元サイトのテーマを考慮しなくてよいというわけではなく、ユーザーの信頼性という意味でもできるだけテーマは近づけた方がよいでしょう。


リンク周辺のテキスト 重要度B

リンク元ページでのリンク周辺のテキストがテーマに関係あるか

リンク周辺にはもちろんテーマやキーワードと関連性のあるテキストがあった方がよいのですが、どちらかといえばリンク周辺よりもページ全体としてのテーマやキーワードとの関連性がより重要視されるでしょう。ただしリンク周辺のテキストがない、または「ここをクリック」のような定型のリンクパターンだった場合は評価が下がる可能性はあります。


リンク元サイト内での内部リンク 重要度C

リンク元サイトの内部リンクの充実度

サイトの質という意味ではリンク元サイトの内部リンクは充実していたほうがよいでしょう。それは内部リンクに限ったことではありませんが、サイトの中で多くの内部リンクがあるページからのリンクの方がそうでないページからのリンクよりは効果があることはいうまでもありません。


リンクの設置・更新 重要度C

リンクがいつ設置され更新されたか

リンクがいつ更新されたかはあまり重要視されていないでしょう。それよりもリンクが設置されてからの経過時間の方が遼に重要です。逆にアンカーテキストが頻繁に変更されたりすることは良くない影響を与える可能性があります。


リンク元サイトのドメイン 重要度D

リンク元サイトのドメイン種別が影響するか(com,co.jp,bizなど)

理論的にはドメイン種別は関係がないはずですが、一般的に「edu」「gov」「ac.jp,」などのドメインからのリンクは影響力があると考えられています。しかしそれはドメイン種別の力ではなく、もともと「edu」「gov」「ac.jp,」のドメインのサイトは古くからありページランクも高い信頼性にあるサイトが多い体と思われます。


リンク元ページのGoogleページランク 重要度D

Googleツールバーで表示されるリンク元ページのGoogleページランク

Googleツールバーに表示されるページランクは数ヶ月前の古い情報です。Googleツールバーに表示される値とは別のリアルタイムのページランクは評価に影響するかもしれませんが、私たちがそれを確認する方法がないので対策を考えても無意味と言えます。もちろんヤフーにおいてGoogleページランクは無関係です。

第3回目はサイト・ドメインの要因について説明します。各項目は重要度によって以下のようにD~Sにランク分けしてあります。もちろんSEO対策に絶対はないのですが、一応の目安にはなると思います。

重要度S:非常に重要。対策は必須
重要度A:重要。対策は必須
重要度Bある程度重要。できれば対策をした方がよい
重要度C:それほど重要ではない。時間があれば対策をしてもよい
重要度D:対策をしても順位にはほとんど影響はない


サイト全体のリンクの数と重要性 重要度A

サイト全体のリンクの数と重要性

一時期は「質より量」といわんばかりにとにかく大量の被リンクを集めることが重要だとされていました。しかし現在では逆に「量より質」が重要視されているようです。リンク元サイトの質、関連性のあるテーマのサイトから関連性のあるトピックへのリンクの数、一方向リンクの数などがその要因になります。ただしこれはサイト内容によっても変わってきますので、時には「質より量」が重要となることもあります。特にヤフーではリンクの数が影響することが多いようです。サイト内容にあった対策を立てることが大切です。


Yahoo!ディレクトリの登録 重要度A

Yahoo!ディレクトリに登録されているか

検索結果を見る限りではYahoo!ディレクトリ登録サイトは優遇されていると言えるでしょう。ただし登録サイトでないと必ずしも上位表示されないというわけではありません。登録サイトはクロールされる頻度が高く、サイト評価上の加点もあるため上位表示されやすいのではないでしょうか。


サイト開設から経過した時間 重要度B

検索エンジンにインデックスされてから経過した時間

インデックスされてからの経過時間が長い程検索エンジンがサイトを評価する材料が多いという点で重要ですし、影響もあると考えられます。ただしサイトのテーマが大きく変わった場合やドメインの所有者が変わった場合などはそれまでの評価がリセットされてしまう可能性があります。


被リンク先のトピック関連性 重要度B

被リンク先のサイトやページとのキーワードやトピック関連性

テーマ的に関連のあるサイトから被リンクを受けることは今後ますます重要になってくるでしょう。以前ならばアンカーテキストのみが重要視されていたようですが、現在ではアンカーテキストの周辺のテキスト、さらにページ全体のテーマも影響を与える要因となっているようです。関連性のある評価の高いサイトからのリンクはそのサイトの質が高いことを証明しているのです。


コミュニティ内でのリンクの数と重要性 重要度B

その話題に関するコミュニティの中でのリンクの数と重要性

トピック関連性があることが前提ですが、その話題のコミュニティからリンクされることは順位に影響すると考えられます。つまりトピック関連性のないコミュニティからの2リンクよりも関連性のあるコミュニティからの1リンクの方がより重要なのです。ただし、そのコミュニティが検索エンジンから評価されていなければ効果はありません。


被リンク増加率 重要度B

被リンクを受けるタイミングや頻度

急激な被リンクの増加は検索エンジンにスパム判定を受ける可能性があります。ただしそれは「被リンクだけ」が増えた場合のみだと思われます。被リンクに従ってアクセスも増えているのなら問題はないでしょう。つまり検索数の増加など他の要因も関係しての被リンク増加なら、1日で数万などの非常識な増加でない限りマイナスの影響はないでしょう。


サイトのテーマと検索キーワードの関連性 重要度B

サイトのテーマと上位表示を狙ったキーワードとの関連性

改めて考えるまでもなく、非常に重要です。サイトのテーマと関連性のないキーワードで上位表示を狙っても多くの場合は徒労に終わるでしょう。ただしWikipediaのような 幅広いテーマを扱うサイトにおいてはこの限りではありません。また効率的に上位表示を狙うならば1サイトには1テーマが基本と考えましょう。


重要度の検索エンジンによる手動割り当て 重要度D

検索エンジンは重要と思えるサイトに対して手動で順位を操作しているといわれている

WikipediaやDMOZの順位から検索エンジンが手動で割り当てていると主張する意見もあります。またヤフーではオークション、ショッピングサイトはプラスの順位付けがされているという噂もあります。しかしそれを意図して操作することは不可能です。つまり対策を施すことはできないのです。影響を考える必要はないでしょう。


サイトやドメインに対する検索数 重要度D

サイトやドメインについて検索した数

検索結果に対するクリック率という点は考慮されているでしょうし、それほどSEO対策の施されていないがメジャーなサイトが上位表示されている場合もあるので、なんらかの評価がされていると考えられます。しかし現時点ではその影響はあまり大きくないと言えるでしょう。


フィードの購読数D

RSSリーダーでそのサイトのフィードが購読されている数

現時点ではほとんど影響はないと言っていいでしょう。ただし読者が多いということはコンテンツが評価されているということなので、将来的には影響が大きくなる可能性はあります。また購読されることで被リンクが多くなるという効果も期待できます。


日本語ドメインの使用 重要度D

日本語ドメインを使っているか

以前ヤフーでは日本語ドメインは通常のドメインよりも上位表示されることもありました。特にURLでの日本語キーワード使用で効果を発揮していました。しかし現在はスパムが横行したため、その効果はほとんどなくなっているといってよいでしょう。日本語ドメインの使用はSEO効果よりもクリック率のアップなどが期待できます。


検索エンジンでのサイト管理システムでのサイト確認

Google Webmasterや米Yahoo!のYahoo! Site Exploreにサイトが登録され、所有者が確認されているか

ほとんど影響はないといっていいでしょう。Google WebmasterやYahoo! Site Exploreに登録することと、サイトの質とはなんら関係がないからです。将来的にも影響が大きくなる可能性も少ないでしょう。

SEOの重要要因として前回はキーワードの要因を説明しましたが、
今回はページの要因について説明します。
各項目は重要度によって以下のようにD~Sにランク分けしてあります。
もちろんSEO対策に絶対はないのですが、一応の目安にはなると思います。

重要度S:非常に重要。対策は必須
重要度A:重要。対策は必須
重要度B:ある程度重要。できれば対策をした方がよい
重要度C:それほど重要ではない。時間があれば対策をしてもよい
重要度D:対策をしても順位にはほとんど影響はない


サイト内部のリンクの数と重要性 重要度A

ページに対して張られているサイト内部のリンクの数と重要性

外部リンク同様、サイト内部のリンクポピュラリティは非常に重要です。適切なリンク構造があればそのページを十分強調できるでしょう。要因としてはリンクの数、リンク元ページでのリンクの重要度、リンク元ページの内容、アンカーテキストの形状などがあります。特にアンカーテキストは可能な限りコンテンツに即したテキストを使うことが大切です。ただしすべてのページからリンクを張るようなやりすぎは逆効果になる可能性もあります。


インデックス可能なテキストの量 重要度B

ページ内のHTMLテキストの量

テキストの量はそれほど多くは必要ありませんが、少なすぎると検索エンジンにインデックスされにくくなります。また量だけでなく、内容も重要です。トピックに関連性のあるテキストを一定量書くことが大切です。いくら量が多くてもトピックにあまり関連性のないテキストであればスパム認定をされる可能性もあります。


外部サイトへ張られているリンクの質と関連性 重要度B

外部サイトに張られているリンクは質の高い、関連性のあるページに張られているか

アウトリンクのリンク先の質と関連性は重要です。どんなページにリンクが張られているかは検索エンジンがそのサイトがどんなコミュニティに属しているかを判断する材料になります。関連性のある信頼されたページにリンクすることが大切です。逆にアフィリエイトや関連性のないサイトへのリンクは効果がないどころか、ペナルティを受ける可能性もあります。


公開から経過した時間 重要度B

ページを公開してから経過した時間

確かに古いページは新しいページより信頼性があると検索エンジンにみなされる傾向はあります。しかし実際にはページ年齢よりもドメイン年齢の方が検索エンジンには重要視されているようで、信頼されている古いサイトで更新されたページは早く検索エンジンにインデックスされると言われています。


コンテンツの内容 重要度B

ページのコンテンツの内容が価値あるものかどうか

現在のクローラの精度ではコンテンツの質を直接判断することは難しいでしょう。そこでコンテンツの質を間接的に判断する材料として被リンクなどが評価されていると考えられます。その意味では純粋にコンテンツの質を高めるというアプローチのみでは上位表示は難しいでしょう。他の要素と組み合わせて考えることが大切です。


ページ更新の頻度 重要度C

HTMLテキストを変更する回数や頻度

更新が必要かどうかはコンテンツの内容にもよります。時事性のある記事なら頻繁な更新も必要でしょうが、用語解説のようにそれほど更新する必要のないページもあります。更新が必要なページとそうでないページがあるのですが、その区別は現在の検索エンジンの精度では難しいのです。頻繁なページの更新はプラス要因にはなるでしょうが、一般的に言われているほど不更新はマイナス要因にはならないと言えます。


テキストの構成、階層の構造 重要度C

大見出し、小見出し、詳細などのようなテキストの構造

テキストの構造は検索エンジンがページの内容を理解する助けになります。また適切なテキストの構造はそのページが他のページとどう違うかを検索エンジンに教えてくれるでしょう。しかしテキストの構造に手を入れるときには十分注意が必要です。単に通常のトップ>カテゴリ>詳細といったテキスト構造にするとトップページからの階層が深くなってしまい、逆効果になることもあるからです。


ページ階層の深さ 重要度C

トップページからのリンクの深さ

一般には4階層以上の深さにページを置くことはあまり好ましくないと言われています。ただし現在では検索エンジンの精度も上がっているのでかなり階層が深くてもインデックスは可能です。階層の深さはどちらかといえばサイト構造上の問題で、検索エンジンにクロールされやすいリンク構造になっていればさほど問題ではないでしょう。


HTML(W3C)に準拠しているか 重要度D

ページ内のHTMLの記述をW3Cに準拠すること

これはほとんど影響はないといってよいでしょう。検索エンジンがクロールするのに支障がない程度に正確に記述していれば問題はありません。ただしあまり記述間違いが多いとページ構造に影響する場合があるので、その場合は訂正するようにしましょう。


綴りや文法が正確か 重要度D

テキストの綴りや文法が正確かどうか

テキストの綴りや文法は上位表示にはほとんど関係ありませんが、サイトの信頼性、ユーザーの観点から言えば正確にした方がよいでしょう。しかし一方で綴り間違いははタイプミスをする検索ユーザーを取り込めるため、結果順位が上がる可能性もあります。


Yahoo!ブックマークの登録件数 重要度D

そのページがYahoo!ブックマークのどれくらい登録されているか

グーグルにおいてほとんど影響はありません。ヤフーにおいても効果は限定的でブックマーク登録件数が多いからといって、必ずしも上位表示されるとは限りません。ただし検索結果からのクリック率やブックマークからのアクセスには影響するので、一概には軽視できない項目です。

SEOに影響を与える要因には様々なものがありますが、大きくは「キーワードの要因」「ページの要因」「サイト名ドメイン名の要因」「リンクの要因」「マイナス要因」に分けられるでしょう。その中でも今回はキーワードの要因について説明したいと思います。各項目は重要度によって以下のようにD~Sにランク分けしてあります。もちろんSEO対策に絶対はないのですが、一応の目安にはなると思います。

重要度S:非常に重要。対策は必須
重要度A:重要。対策は必須
重要度Bある程度重要。できれば対策をした方がよい
重要度C:それほど重要ではない。時間があれば対策をしてもよい
重要度D:対策をしても順位にはほとんど影響はない

titleタグでキーワードを使う 重要度S

上位表示したいキーワードをページのHTMLのtitleタグに入れること。

titleタグに上位表示したいキーワードを入れることは今も昔も変わらず必須のSEO対策といえるでしょう。
その他のSEO対策に手が回らない場合でも、最低限これだけはやっておきましょう。
順位だけでなく、ページのクリック率にも影響するページ内要素では最重要項目です。


本文内でのキーワードを使う 重要度A

上位表示したキーワードをページの本文中に入れること。

titleタグに入れたキーワードは本文中に文章の意味を損なわない場所に入れると効果的です。
できるだけテキスト量が豊富なページの中にキーワードを入れた方が効果は上がるでしょう。
ただし検索エンジンは特定のキーワードよりもページ全体のトピックを解析する傾向にあるので、
同じキーワードの使いすぎは逆効果になります。


本文とキーワードの関連性 重要度B

ページ内のテキストの内容と上位表示したいキーワードの関連性。

必ずしも高い効果は期待できませんが、キーワードを入れる箇所の前後の文章がキーワードと関連がある内容にしたほうがよいでしょう。その場合も同じキーワードを何回も入れるというよりも意味的に関連したキーワードに言い換えた方が効果的です。


h1タグでキーワードを使う 重要度B

上位表示したいキーワードをh1タグで使うこと。

以前よりも検索エンジンのタグの重み付けの重要度は下がってきています。
その意味ではキーワードが見出しに入っているかどうかはさほど重要ではなくなってきているということです。
ただし、きちんと構造的に使えばページを整理しやすいですし、SEO的にも一定の効果はあるでしょう。


見出しタグでのキーワードを使う 重要度C

上位表示したいキーワードをh2,h3タグなどの見出しタグで使うこと。

見出しタグについてもh1タグ同様、以前よりも重要性は低くなっています。
ただし先ほども書いたように、きちんと構造的に使えばページを整理しやすいですし、
SEO的にも一定の効果はあるでしょう。


ドメイン名のキーワード使用 重要度C

上位表示したいキーワードをドメイン名に入れること。

上位表示したいキーワードをドメイン名に入れる場合、英語では一定の効果があるでしょう。
しかし日本語の場合はそれほど効果的ではありません。
例えば上位表示させたいキーワードが「ケーキ」でドメイン名が「cake.com」では意味がありません。
この場合はキーワードも「cake」にしなければなりません。
また一般には「ハイフン」を含まないドメイン名の方が効果はあると言われています。
逆に複合キーワードの場合は単語をつなげずにハイフンで区切った方がよいでしょう。


ページURLでもキーワードを使う 重要度C

ページURLに上位表示させたいキーワードを入れること。
ex:キーワードが「SEO」なら「○○○.com/seo-tips.html」のようにすること。

ドメイン名と同様日本語の場合、それほど効果は期待できないでしょう。
逆に言えば英語で表せるキーワードなら使ってみてもいいでしょう。
またユーザーにはページの内容がわかりやすくなるので、クリック率を上げる効果はあります。


画像のaltやtitleでのキーワードを使う 重要度C

上位表示したいキーワードをHTMLのimgタグのalt属性やtitle属性に入れること。

画像にリンクが張られている場合alt属性はとても重要です。
その際はalt属性がリンクのアンカーテキストとなります。
画像検索には有効ですが、ページ検索の順位にはほとんど影響はないでしょう。


meta descriptinタグでキーワードを使う 重要度C

上位表示したいキーワードをmeta descriptinタグで使うこと。

これは検索結果で表示させるテキストとして意味があり、クリック率にも影響します。
キーワードを入れておけば検索結果に太字で表示されるからです。
ただしページ検索の順位にはほとんど影響はないでしょう。
同じキーワードを使うよりもできれば各ページ毎に変えた方がよいでしょう。


boldタグやstrongタグでキーワードを使う 重要度C

上位表示させたいキーワードをHTMLのboldタグやstrongタグで使うこと。

見出しタグと同様、重要度はあまり高くなく、効果もそれほど期待できないでしょう。
どちらかと言えばページをユーザーが見た際のわかりやすさという部分でメリットがあります。


meta keywordタグでキーワードを使う 重要度D

上位表示させたいキーワードをHTMLのheadタグのmeta keywordで使うこと。

meta descriptionやtitleと比べて重要ではなく、ほとんど順位には影響はないといってよいでしょう。
ただし、特にデメリットはないので、一応入れておいても構いません。

同一地域内のライバル業者がHPを立ち上げて、商売に成功した。
負けじとHPを開設してみたが、なぜか売り上げにつながらない。
「SEO対策には力を入れたのに」
「閲覧者数は同業者の中でもよい方なのに」
地域密着型の業種で、そんな不満を抱えている方は少なくありません。
さまざまな原因が考えられますが、地域密着型のSEO対策が足りない、というのも、その一つです。


一般的なSEOと異なる地域密着型SEOとは?

地元密着型の業種では、これまで折り込みチラシを含めたポスティングが販促の中心でした。
独自HPによる販促への移行が進んでいるのは、何よりも宣伝にかかるコストの削減が期待されるからです。
10万通のポスティングを行うには、印刷費用などを含め、最低でも50万円程度必要になります。
新聞広告でも30万円は必要です。

これに対しHPなら、開設にある程度の金額を要しても、
その後はコストをかけずに販促活動を続けることができます。販促において、
非常に有効なツールですが、肝心のHPに顧客を呼び込むには、
正しいSEO知識、それも地域密着型のSEO知識が必要となります。

初歩的な挙げてみましょう。
下記のようなSEOプランがあります。

A.業種名単独プラン
キーワード:「美容院」
費用:50万円
ホームページへのアクセス数:1,000/1日

B.地域名付加プラン
キーワード:「世田谷区 美容院」
費用:10万円
ホームページへのアクセス数:30/1日

一目でわかる通り、アクセス数に大差があります。
単純に1アクセス当たりの金額を計算すると、
Aの『業種名単独プラン』の方が、はるかに効率がいいように思えます。

しかしAの『業種名単独プラン』では、地域性がいっさい考慮されていません。
沖縄や北海道に住んでいる方がアクセスしているかもしれず、
アクセス者の大半が、世田谷区の美容院にやってくるのは困難です。
逆にBの『地域名付加プラン』なら、アクセスしてくれた方の多くが、
最初から世田谷区の美容院を探している率が高いのです。
安価で『密度の濃いアクセス』がとれるSEO対策と言えます。


地域密着型SEOが必要な業種・業態

それでは、どのような業種、業態にこの地域密着型SEO対策が必要なのでしょうか?
基本的には、地域の顧客を集めたい業種・業態のすべてに必要です。

スーパーや専門店などの小売業。
賃貸・分譲物件販売などの不動産業。
美容院やペットショップといったサービス業。
病院・歯科医院。

顧客の居住地が限定される業種・業態にとって、
適切な用語で検索上位に入れないことは、単にHPが販促アイテムとして機能していない、というに止まりません。集客できないHPに依存し、印刷媒体を出さなくなることで、大きなダメージを受けることもあるのです。
 

具体的な方策

地域密着型SEO対策について、具体的に考えてみましょう。
業種・業態によって、有効な方策は細かく異なってきますが、その根底にあるのは、顧客の嗜好と動勢です。

◇『地域』の設定
地域密着型SEO対策で、もっとも一般的なのは、『地域名 団体名』というパターンの用語設定です。
一口に『地域密着型』と言っても、業種や業態によって、対象とする『地域』の意味が異なります。
SEOにおいてもっとも大切なのは、適切な『地域』の設定です。
たとえば歯科医院のSEOであれば、患者のアクセスを考慮する必要があります。
電車を利用してのアクセスが多いなら、地域は『駅名』にするのがよいでしょう。
『新宿駅 歯科医院』といった用語です。
車でのアクセスが多い郊外の歯科医院では、逆に『町名』を『地域』に設定した方がよい場合もあります。

『地域』の設定方法を選ぶ基準はアクセスだけではありません。
分譲地を販売する場合、大きな案件であれば、分譲地専門のHPを設けるケースが増えています。
ここでしばしば行われるのが、地域の『中学校名』を用語とするSEO対策です。
分譲地を購入する顧客の約70%が同一中学校区内に居住している住人だからです。
実際、ポスティングやチラシを配布する場合でも、中学校区内を対象とすることが少なくありません。
利便性、地域への愛着、そして子供の転校を考え合わせて、こういったデータが出ているものと思われます。
インターネット上でも、『○○中学 分譲地』といった探し方をする人が多いのです。


◇潜在的需要の取り込み
さらに進んだ手法として、潜在的需要の取り込みを目指すSEOがあります。
単に『地域名+店名』で検索上位を目指すのではなく、一見、無関係な検索にもヒットして、
潜在的な需要を惹起し、売り上げにつなげる手法です。

たとえば、下記のようなSEO対策が有効です。

①生花店HP
SEO用語:『○○病院(地域の総合病院)』
近隣の総合病院名で検索上位になれれば、お見舞い客の取り込みが期待できます。
入院患者のお見舞いに訪れる方は、事前に病院の場所をしばしばネットで調べます。
このとき、検索にヒットすることで、お見舞い客の呼び込みが可能です。

②分譲地HP
SEO用語:『○○町 ペット可』
賃貸物件を探している顧客を取り込みます。
物件価格、ローン金利の下落により、現在、賃貸の家賃と同等以下の月額ローンで購入できる物件は少なくありません。
また、ペットを飼っている人にとって、賃貸物件を探すことは簡単ではありません。
こういった事情から、もともとは賃貸物件への住み替えを考えていた顧客を誘導し、取り込む効果が期待できます。


上記2案の特徴は、SEO対策としては安価な用語を用いて、十分な効果が期待できることです。
さまざまな知識、アイディアをもとに、地域密着型SEO対策をしっかりとることで、
有効かつコストパフォーマンスに優れた集客を実現できます。
HPからの集客効果をあまり感じられない方は、ご自身のSEO対策を見直してみるとよいでしょう。

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